2011年12月02日

YASUSHIの家具作り その2

今日は家具作りの第2回目。木の使い分けについてです。

このキャビネットでは、主に3種類の木を使っています。

本体と左側の扉にブラックチェリー。
引き出しの前と脚部にハードメープル。
取っ手とハイヒール、楔(くさび;前面の黒い2本線のように見えるアクセント部分のことです)にブラックウォールナット。

CIMG3200_R.JPG

すべて北米の広葉樹です。
私の家具では着色することはあまりなく、木の持つ色がそのまま仕上がりの色調の差となって現れます。3つの木のそれぞれの色を意識して、バランスを考えて振り分けています。

また、変化をつけるために、引き出しの前板にはメープルの中でも独特な木目である鳥眼杢(バーズアイメープル)を、扉の表面の板に(枠で囲まれた中の板のことで、鏡板と呼びます)は北海道のカバのきらびやかな木目のものを使っています。

私の場合、広葉樹を中心に使用しています。
広葉樹には、導管という水分の通る管の配置から、木目が力強くくっきりと現れるタイプ(環孔材)と木目がはっきりせずに緻密なタイプ(散孔材)があります。

どちらのタイプを使うのかは、デザインと機能を考慮して選択します。
家具の印象は、木目でかなり変わります。色と木目を考えて、仕上がりを予想しつつ、さらに木の性質による適材適所を考慮して、最終的に決めています。

今回のキャビネットは、いずれも散孔材の使用により、繊細で光沢のある仕上がり感となっています。女性のイメージということもあり、力強い木目ではなく、柔らかく緻密な仕上がりを目的として木を選択しました。

と言っていますが、自分の好みの木というものが出てきますので、気が付くとこればっかり使っているじゃないか!なんてことも起こるのが現実です。お客様のイメージを形にする場合には、客観的になりますね。

木の話はこれからも適宜触れていきますね。次回は構造の話になります。
posted by YASUSHI at 05:35| Comment(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする