2012年08月01日

イスの生地張りのお話

先日、椅子の生地を専門に張ってくださる職人さんとお話をする機会がありました。
山梨でも数が少なくなってきて貴重な職人さんです。
再利用の関心が高まっていること、新規購入を控える傾向、
などが重なっており、張替の依頼は非常に多いとのこと。
需要があるのにできる人がいないため、仕事が集中するようだ。
この職人さんにも後継者はなく、山梨では自分がいちばん若いので、
自分の後はいないのではと懸念している。
これまでのモノづくりの方向性で腕のいい職人さんが仕事を失ってきた結果である。

さて、その職人さんの話を一つ。安い家具が今は全盛という感じだが、
ソファなどの海外格安品は要注意とのこと。
張替のために剥がすと、本体が酷いものが結構ある。
流木や合板の破片をホチキスで留めているようなものまであるとのこと。
日本製は安いものでもそこまではないので、中が見えないタイプのイスの激安品はちょっと。

同じ家具を作る人間として、見えないところは、とことん手を抜くというやり方は納得できない。
日本人の美意識と誇りは捨ててはいけないと肝に銘じた。
ちなみにZEROSSOの家具は、後ろ姿が美しいので壁につけなくても使える、
というのを一つの売りにしている。
これも続けていこう!



posted by YASUSHI at 05:51| Comment(0) | 家具の構造 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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