2012年07月31日

人間の感覚を大切に

 オリンピックで毎日熱い試合が続いている。時間的に自然に観れる柔道が最近の我家でのちょっとした人気種目だ。その中で、審判の判断の曖昧さと、ビデオによる判定を取り入れた流れを止めるような進行に違和感を覚えた方も多いのでは。
 
 私の愛して止まないサッカーも審判のジャッジが問題になることも多いが、機器による正確さをスポーツで求めすぎると行きつくところはどこだろうかと思う。機器の導入が進めば、審判の技量を磨くことが疎かになり、結果、おかしい判定が増えることも考えられる。人間の総合力とのバランスを失わないようにしてほしいものである。

 さてここからは家具の話。家具のデザインでも、私は見た目の感覚をとても大切にしている。特に無垢の木材の場合には「木目」という個性があるので、同じように切った面でも、見た目は全然違ってくることがある。直線なのに曲がって見えたり、手前に膨らんで見えたり凹んで見えたりと。また、曲線を取り入れることで、バランスよく見えることも多い。その時も個々のパーツだけではなくて、全体の収まりの中での判断である。とはいえ完璧にはなかなかならないのも現実だが、ある条件の中での正解に近づくことを目標にしている。

 昔の日本家屋では、天井の中央が少し上に引っ張り上げてある。まっすぐにすると、中央が下がって見えてしまうのだ。そこで中央を少し上げることで、違和感なく見えるようになる。これは理屈だけど、基本は人間の感覚を大切にして見た目のバランスを重視しているということ。日本人の感覚や智慧は素晴らしいと思う。私は今日も「見た目しっくりの家具」を目指していきます!

posted by YASUSHI at 05:27| Comment(0) | 家具デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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