2011年12月09日

YASUSHIの家具作り その3

こんばんは。今日は家具の構造のひとつ、キャビネット本体の箱組についてです。

このキャビネットでは、「蟻(あり)組み」という方法を用いています。
三角形というか台形のオスとそれに対するメスの組み合わせになっています。
組んだ方向に対して垂直方向には物理的に外れることがないため、板を組む方法としては最も強度が高いものの一つです。

CIMG3305_R.JPG


私の場合、この組手を非常によく使います。この組手を平らに仕上げないで、各々少し出っ張らせて角をとり、それをアクセントとしてデザインの一部にしています。
このスタイルを続けているため、私の家具というとこのデザインの印象が強い方もいます。

この組手を多用する理由としては次の通り。

1:非常に強い組手であること。この方法を選択すればまず安心ということです。
2:組手そのものが美しいこと。
3:シンプルな箱に変化をつけることができること。

この方法の面白い点として、海外にも同じ方法があります。組手の多くは同じものが世界中で使用されていて、これもその一つ。英語では「DOVETAIL」、「鳩の尾」と呼んでいます。日本の「蟻」は昆虫の蟻の頭に形が似ているということからとのこと。欧米ではハトの尾、文化の違いというか視点の違いを感じます。

今日は構造の一つ「蟻組」でした。次は構造の2回目です。
posted by YASUSHI at 21:18| Comment(0) | 家具の構造 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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